背「やぁ」
猪「おっす」
背「ブンの本能や直感について話をするよ」
猪「ぶっちゃけちまうと本能とか直感という言葉の前に『野性的な』を付けるだけなんだけどな」
背「まぁね。これが活用できるのは主に『危険察知』、『読心』になるわけだけど。どちらにもかなり有効ではあるけど、かなり制限がある」
猪「危険察知は条件がしっかり揃っていれば不意討ちだろうが避けれる。揃っていなければ確実に致命傷になりそうな攻撃を避けられる程度だな」
背「言い方を帰ると重傷こそ負っても死ぬことはないって事だね」
猪「更に、敵の攻撃が致命傷になるかならないかも直感で感じとる」
背「判断基準が致命傷より上なら避ける、そうじゃないなら最小限の被害で済む&次の動きに支障がない選択肢を選ぶ訳だから、なんというか。獣だね」
猪「ナナっちの『方向転換できる猪』って言葉は秀逸だと思うぜ。あの言葉で俺というキャラが確立した様なもんだからな」
背「ティン!と来たね。いや、ホントに。…じゃあ、次は読心について」
猪「読心と書くと凄そうだが、実際は『直感的に相手の考えを感じとり、本能的に口に出している』というのが正しい見解だな」
背「つまり、当てずっぽう」
猪「見も蓋もねぇこと言うなよ…。間違っちゃいねぇけどよ…」
背「だから正確には『読心』ではなく『予想』でしかない。ブン的にはこう思っているんだろうな、という半確信的な直感が働いたとしても相手が否定すれば違うのか、と相手を信じる。つまり相手の反応次第、と。勿論、何かしらのアクションや変化がなければ難しいけれど」
猪「他人の心なんて読めるわけがねぇ」
背「それでも、そういう事が出来るのは駆け引きする際にはかなり選択の幅が広がって面白いからね」
猪「ちなみに駆け引きにおいても、こうだからこうって考えてるわけじゃなくて、こう言った方が良いんじゃないか、という直感で物を言ってる」
背「猪と区分せずに獣と区分した方が良いんじゃないかな。因みに獣(けだもの)ね」
猪「……」
背「何にせよブンの描写は結構動作よりも心理描写のが多いはず。目に見える動作は大雑把に、心の動きは明確に、ってね」
猪「長文出身者の思考」
背「短いからこそ余計に時間が掛かるね。如何にして短い文章で明確かつ簡潔にするか。携帯で参加したら、長考する内容だと20分ぐらい掛かるんじゃなかろうか」
猪「携帯参加は有り得ないな」
背「多分有り得ないね。さて、長くなってしまったけど今回はこの辺で、お疲れ様でした」
猪「じゃあな」